この度、制作した短編映画『Five Colors ~染織家~』が、
「国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022 (SSFF & ASIA 2022)」の「U-25プロジェクト」に入選しました!
また、それに伴い以下のスケジュールにて作品の上映・オンラインによる配信も決定しました!
【上映日時/場所】
・2022.06.10㈮ 19:30 – 21:40/TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT(東京都)
【配信日時/場所】
・2022.05.26㈭-06.21㈫/オンライングランドシアター(配信) https://www.shortshortsonline.org/
兵庫県洲本市五色町に「いついろ」という織工房がある。
ここで黙々と糸を織るのは染織家の山下絵里だ。
昔の生活に習った手法で糸を染め、織る彼女だが、目標にしていた東京での個展が思わぬ形で開催を迎えてしまう。
この作品は、兵庫県淡路島に在住の染色家 山下絵里さんを取材した短編ドキュメンタリー映画です。
彼女の友人である弊社スタッフの紹介で、今回の作品づくりが実現しました。
山下絵里さんは、兵庫県淡路島の洲本市五色町で生まれ育ち(実は筆者と母校が同じで部活の先輩だったことが後に判明!)、
大学時代に日本史や考古学を学ぶ中で、昔の時代ならではの「一から手作業で作り上げる」美しさに惹かれていきました。
2000年に倉敷本染手織研究所で染織の基礎を学び、
2005年淡路島に戻り「織工房いついろ」での作品づくりをスタートさせます。
染織に使う糸の色は地元で採集・栽培した染料からできており、いつも同じ色が出るとは限らないそうです。
山下さん曰く「最後は自然に任せる」とのこと。
織機も昔の生活に習い、手動の物を使っています(今じゃなかなか聞けない音がしますよ!)。
そんな彼女は、染織家を始めた時から東京での個展を目標にしていました。
そして、無事に東京での個展開催が予定されます。
しかし、予定されていた個展は新型コロナウイルスの影響で彼女が望まないかたちでの開催を迎えます。
個展は、色や手触りを実際に感じる事ができないオンライン開催となりました。
当時山下さんが感じた事、そして彼女に訪れた転機とは——
この作品は、自身に立ちはだかる壁に直面している人に観てほしいと思っております。
改めてこの作品を作ったこと、ショートショートフィルムフェスティバルへの入選、とても嬉しく思います。
この作品を観た皆さんが、「壁を乗り越える勇気」をもらえたら幸いです。
以下、上映・配信などの情報です。
上映当日は、監督登壇によるQ&Aも実施予定との事です。詳細をお待ちください。
【配信日時/場所】